2018年5月30日

【TOEIC勉強法】リスニング力を鍛えるトレーニング法!英語力向上のコツ

リスニング力がないころは英語のスピードに目がまわる思いをしており、あまりに英語が聞き取れず、流れている音声が英語なのかどうかさえ判断できないほどでした。ですが、リスニングのコツをつかみ、ちょっとした練習を続けるうちに、英語の音声がクリアに聞こえるようになり、苦手意識もなくなったので、その勉強方法をご紹介します。

「英語が速すぎて分からない」は多くの人の課題!

「英語がマシンガントークのように速すぎて聞き取れない」という感想を持っている人は私だけではないでしょう。

ところで、英語のスピードは実際に速いものなのでしょうか。1分間に含まれる英単語の数を表現する方法に“WPM”がありますが、ネイティブスピーカーが聞き取りやすい速度は150wpm程度と言われています。AudiobookTOEICのリスニングパートも150160wpmで発話されています。

1秒間に約2.5個の英単語を聞き分けられれば、英語のリスニングに必要な条件はクリアしていると言ってよいでしょう。日本語の場合はNHKのアナウンサーが1分間で300文字を読み上げるとされています。言語が違うので単純比較できませんが、発話数を比べたところ、英語が極度に速くしゃべる言語とは言い切れません。英語が速いと感じる原因を突き止めて、リスニングの苦手意識を克服するための方法を紹介します。

英語が聞き取れない原因は耳と口にある

英語に慣れていないとフレーズはおろか、単語すら聞き取れません。私も“Water”を聞き取ることすらできない時期がありました。そこで、原因を考えていったところ、英語が聞き取れない2つの理由を見つけました。

英語が聞き取れない理由1)

まず1つ目は「耳が英語に慣れていない」ということです。

甲南大学理工学部が発表した『周波数分析による日本人と英語母語話者の英語音声の物理量的比較』という論文があります。日本人と英語ネイティブが同じ英単語を発音した際の周波数の違いを明らかにした実験です。論文のなかでは「周波数スペクトル」という専門的な用語が使われていますが、英語学習においては「英語ネイティブは日本人と違う音程で発音してるんだ」と覚えておけば十分でしょう。

英語と日本語の周波数が違うという意見には諸説ありますが、聞き取りづらさを感じているのだから、何かしらの違いはあるはずです。日頃から英語のラジオや映画に触れているだけでも、英語の周波数に耳が馴染んでくるのを実感できるでしょう。

私が個人的に実感しているだけではなく、歴史上の人物も証明しています。トロイア遺跡発見などで世界に名を知らしめた考古学者シュリーマンは、生涯で10以上の言語をマスターしました。彼の語学学習術は『古代への情熱』で紹介されていますが、実際に現地でたくさんの外国語に触れていたことで様々な周波数に慣れたと考えることもできるでしょう。言語特有の音域に慣れると、リスニングスキルは習得しやすくなります。

英語が聞き取れない理由2)

2つ目の原因は「口が英語に慣れていない」ことです。

スピーキングの訓練方法で紹介しましたが、英語の発音は音声学というルールで決められています。それぞれの音には正しく発音するための「唇の形」と「舌の位置」、そして「息のスピード」があります。ルールを知らず、耳だけで英語を聞き分けることは至難の業ですから、初歩的な音声学の知識(発音の記号の読み方)を学んでおきましょう。

リスニングの精度を向上する2つのトレーニング

リスニングがうまく聞き取れない原因を理解したら、次に聞き取れるための対策を打つだけです。聞き取りの精度を上げるための訓練に最適だった学習法は「ディクテーション」と「シャドーイング」です。

ディクテーションとは英語のリスニングをしながら、聞き取った音声を文字に書き起こすトレーニングのことを言います。1度で書き起こしが終わらない場合は繰り返し音声を聞き、文章を完成させます。

シャドーイングは耳で音声を聞きながら、音声の影のようにスピーキングする訓練方法のことを言います。オウム返しのような練習です。トレーニングを始めたばかりの段階では英語がまったく聞き取れない場合でも、リズムやイントネーションを追いかけて発声します。繰り返し練習することで、英語に慣れてきます。スピーキング力アップにもつながるので一石二鳥です。

ディクテーションとシャドーイングを定期的に行い、リスニングに必要な耳と口の力を鍛えてみましょう。

まとめ:耳だけではなく、口も鍛えることがリスニング力アップのカギ



リスニングの勉強を始めたばかりの段階では、英語のスピードがとても速く感じてしまい、まったく聞き取れないと感じるでしょう。

ですが、英語を聞き取れない原因は耳と口が英語に慣れていないためです。ディクテーションやシャドーイングを継続的に練習することで、英語に体が馴染んでいきます。耳と口のトレーニングでリスニング力の向上を目指しましょう。