2018年6月1日

【TOEIC勉強法】ハイレベルなスピーキング力を身につけるには 藤井由紀TOEIC820点

どんなに読み書きができるようになっても、高度なスピーキング力、例えば英検1級の2次試験のスピーキングテストレベルまで上がらない、という方は多いのではないでしょうか。今回は高度なスキーキング力を身に着ける方法をお教えします。

■日本で「英語をしゃべる」機会を増やすことは難しい!

恥ずかしながら私はケチなものですから、“英会話にお金を遣うのはもったいない”という考えが若い頃からありました。私が20代のころ(すでに20年以上前ですが)、入会しようかなと思って説明を聞きに行った某大手英会話スクールの若い営業の女の子に「アンケート見たんですけど“ひと月に英語に使ってもいい金額”が5000円未満って何なんですかっ?! 月3万円でも惜しくないって若い女性は多いんですよっ?!」と怒られたことがあります。

月3万円以上を英会話につぎ込むのは当時の私には考えられませんでした。しかも既に英検準1級であったために、“英語は独学に限る”といった信念も私の中にあって、NHKのラジオ講座はずっと聴いていましたが、それ以外のことはあまりやりませんでした。

■英検1級スピーキングテスト一発合格の秘訣(その2)

今回ご紹介するのは、高度な英語スピーキング能力が試される英検1級の2次試験に一発合格した方法です。

若かりし頃、私はNHKラジオ講座講師の杉田敏先生を信奉していましたが、杉田先生は「英検1級は『やさしいビジネス英語』だけで合格できる」と豪語しておられました。私はその一言を信じて独学に励むことにしたのです。

「NHKラジオ やさしいビジネス英語」の1年分のヴィニエットを毎日毎日、タイマーで時間を測りながら「音読」を繰り返しました。26週間分のヴィニエットを全文暗記暗唱していましたから、それが本番の時に滑らかに話すことができた秘密かもしれません。

その他にも英検1級2次試験にはいろいろ注意したい点があります

「英検1級2次で、”I beg your pardon?”を2回口にしたらその場で失格」とか、本試験では「フォーマルなスーツ着用でインタビューテストを受けなければいけない」とか、なにより重要なのは「アイ・コンタクト」で試験官の目を見て話さなければならない(これは採点項目に入っている)という話を聞いたのは試験が終わってからのことです。独学者はこういう情報がおろそかになるので、ネットでも色々な情報収集は必須です。

■「音読」こそが英語学習者の盲点

英文を大きな声を出して読む「音読」も、英語力を底上げするためには欠かせないトレーニングです。同時通訳を志願する人は毎日2時間、声を出して英字新聞を読むそうですが、通訳以外を希望している学習者でも基本は変わりません。

音読の量が不足していると、いざ英語をしゃべろうと思っても口が動きません。英語には日本語とは全く異なる文法体型と発音のルールがありますから、外国人が聴いて分かる程度には正確な発音を心がける必要があります。「読む・聴く・話す・書く」は総合的な一つのスキルで、独立して鍛えることは不可能です。“発音なんかどうでもいいんです、TOEICのスコアさえ上がれば”という人は、結局かなり回り道をすることになります。

■今は格安のオンライン英会話もあります。

私が20代だった頃には、あんなサービスを受けようと思ったらそれこそ月に3万円も5万円も学費が必要だったのです。今は月に5000円も払えば、毎日好きなだけ英会話の訓練が可能です。

ただオンライン英会話も目標を持って取り組むことが大事です。安すぎるがあまり、あまり身が入らないとか、毎日同じことしかしゃべっていないのは問題です。

■日本人に共通する苦手な発音とは?

フィリピン人の英語講師は一様に「日本人に共通するのはLとRの発音の区別ができないこと」と言いますし、正直私も難しいと思います。発音の矯正は一朝一夕で出来ません。ですから時間をかけて直していく必要があります。

スピーキング力を身に着けるには、やはり様々な努力が必要です。今回ご紹介した中から取り入れられそうなものをぜひ続けてみて下さいね。