2018年7月2日

【名画で学ぶ英語表現】最高の人生の見つけ方②

今回は、名優二人の共演が話題となった「最高の人生の見つけ方」(原題:The Bucket List)から、makeを使ったフレーズをご紹介します。makeは、「make a change」「make a wish」「make a decision」など、他にも様々な表現があるんですよ。

「最高の人生の見つけ方」(原題:The Bucket List)2007年
監督 ロブ・ライナー
主演 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン

【STORY】
40年以上も自動車の整備工として実直に働き、愛する家族にも恵まれたカーター(モーガン・フリーマン)と、かたや見舞いに来るのは秘書だけの、豪腕実業家エドワード(ジャック・ニコルソン)。正反対の生き方をしてきた2人が、入院した病院の2人部屋で隣同士に。共に余命半年と宣告された2人は、「生きているうちにやりたいことリスト(Bucket List)」を作り、それを叶えるために世界中へ冒険の旅に出る。ベテラン俳優2人が織りなすハートフル・ドラマが、観るものの心を打つ。

英語のレベル:難易度★☆☆
比喩表現やスラングなども多少出てくるが、全体的にセリフは少なめで、ゆっくりとしていて聞きやすい英語となっている。特にモーガン・フリーマンの英語は、発音が明瞭で聞き取りやすい。

【Pick upフレーズ】
It wouldn’t have made a difference.” (別の病院に行っていたとしても違いはなかったさ。)

余命の宣告を受け、カーター(モーガン・フリーマン)の妻で、元看護師のヴァージニアは取り乱し、「別の病院にかかっていれば良かったのに」と嘆く。そんな妻に、カーターが答えたセリフ。

 

まずは文章全体を見てみましょう。

・主語
主語の「it」は、「別の病院に行った」ということを指します。

・述語
述語のwouldn’t have 過去分詞、は仮定法過去で、~していなかっただろう、という意味になります。

・最後の部分

make a differenceは、何か違いを出す、違いが出る、という意味なので、全体では、「別の病院に行っていたとしても、違いなかった、変わりはなかった」、という訳になります。

<make a difference>
ここでは、make a differenceに注目してみましょう。
直訳すると「違いを生む」ですが、これを意訳すると「影響を生む」「影響を及ぼす」という意味になります。形容詞をつけたり、aを他の単語に変えてみたりするとニュアンスが変わってきます。

<例文>
・His contribution made a big difference in our project.
(彼の協力は我々のプロジェクトに大きな影響を与えた。)

・Some says family history would make little difference in one’s life.
(家族歴はその人の人生においてほとんど影響を及ぼさない、という人もいる。)

<その他の「make」を使ったフレーズ>
他にも、makeを使ったフレーズはたくさんあります。例を挙げてみましょう。

・make a change = change 変化を起こす
・make a wish = wish 願い事をする
・make a decision = decide 決定する
・make a phone call = call 電話をかける

どれもよく使われる表現ですね。make + (a) + 名詞 で1回きりの行為を示せるとともに、さらに形容詞をつけると、できる表現が広がります。
・make a final decision 最終決定する
・make a quick phone call 短い電話をかける

 

makeは学生時代には「使役動詞=~させる」と習ったと思いますが、非常に広い意味の幅があるとともに、日常的にとてもよく使われます。映画の中でもよく聞こえてきますので、リスニングに挑戦してみてくださいね。