2018年7月12日

【ビジネスマン向けワイン講座】産地を巡るヨーロッパ編~ブルゴーニュvs.ボルドー

「ワインと言えばフランス!」というイメージがあるほど種類も豊富ですが、産地によりどんな違いがあるのでしょう。また有名な「ブルゴーニュ&ボルドー」のワインも、ワインのボトルを見ただけで産地が分かる簡単な方法をご紹介します。

本日は、ヨーロッパの有名なワイン産地フランスについて。

「ワインといえばフランス!」とイメージする方も多いように、ワイン造りの歴史、ブドウ畑の面積、ワインの生産量において常に上位を維持し、世界中の多くの国がお手本とする、まさに『ワイン大国』として知られている国です。

それでは、なぜ世界各国のワイン産地がフランスをお手本とするのでしょうか?それはフランスの地理と気候にあります。実はフランス、世界のワイン産地を代表する3つのタイプの気候を、一つの国の中に全て持ち合わせており、その全ての地域でワイン造りを成功させているからなのです。

 

1)大陸性気候

※ロマネ・コンティでも有名なブルゴーニュ地方、シャンパーニュ地方など

内陸に見られる気候ですが、夏と冬の温度差が大きく、雨が少ないのが特徴です。夏にしっかり日を浴びてブドウが熟してくれるため、寒い地域でもワインを造ることができます。

2)海洋性気候

※5大シャトーで有名なボルドー地方、ロワール地方の海側など

海の影響を受けやすい沿岸地域の気候です。年間を通して温度差が少なく、冬もやや温暖なので、晩く熟すタイプのブドウも育てられます。また、湿気が高くなるため、貴腐ブドウで造られるあの高級甘口ワイン『ソーテルヌ』もこのエリアで生まれました。

3)地中海性気候

※リゾート地としても人気の高いプロヴァンス地方など

年間通して気候が温かく、夏は特に暑く乾燥しているため、太陽の恵みをたっぷり受けた果実味あるボリュームあるワインが造られます。

 

フランスの葡萄づくりの歴史は、このようにそれぞれの地域でどのような品種や栽培がよいのか、どんなリスクがあるのかなどを長い歴史の中で築き上げてきました。その結果、新規参入するワイン生産者たちは、自分たちと似たような環境でのワイン造りをお手本にすることができたのです。

そしてタイトルにあるようにフランスには世界的にも有名な「ブルゴーニュVS.ボルドー」という二大銘醸地があります。実はその二つのどちらのエリアのワインか、ということがボトルの形を見れば一発で分かるのですが、皆さんご存知でしょうか。

「ブルゴーニュはなで肩、ボルドーはいかり肩のボトル」

これは是非覚えておいてください。

渋みが強いボルドーの赤ワインは、熟成と共にワインの底に澱がたまりやすくなります。ワインを注ぐ際に、その澱がそのままグラスに流れてしまわないよう、いかり肩の部分で食い止めるという役割があるようです。

反対に、ブルゴーニュではピノ・ノワールといって、果皮が薄い繊細な黒ブドウで赤ワインを造るのが基本です。そのため澱が残りづらく、なで肩でも平気!ということなんですね。

つまりは、ボトルを見るだけでワインの特徴が予想できるので、ワイン選びの参考にしてみてくださいね!