2018年7月18日

【ビジネスマン向けワイン講座】産地を巡るヨーロッパ編~多彩なワインが生まれるイタリア

ヨーロッパのワインというとイタリアとフランスが有名ですが、イタリアは日本よりも土地が狭いにも関わらず、20州全てでワインを生産しているためにフランスよりもワインの生産量が多いのですよ。今回はそんなイタリアワインのご紹介。

ヨーロッパ編二カ国目は、美しいフィレンツェやローマの街並みなど観光地としても人気のイタリア。

イタリアへワイン造りを伝えたとされるギリシャ人から“エノトリア・テルス(ワインの大地)”と呼ばれるほど、ワイン造りにおいて恵まれた気候と土地を持つ国として、古くからワイン文化が発展していきました。北から南まで20州全ての地域でワイン造りが行われており、日本よりも小さな国土にも関わらず、ワイン大国フランスをも超える生産量を誇る産地です。

そして、イタリアワインの一番の特徴は、その個性の豊かさ。なんとイタリアでは土着品種(その地で生まれたオリジナルのブドウ品種)が約2000種あると言われ、それぞれの州が今でもその代表的なブドウの栽培をつづけ、異なる特徴や味わいを持ったワインを生み出しています。

その中でも、特に有名な産地は「ピエモンテ州」と「トスカーナ州」

この二つがイタリアワインを世界に広めているといっても過言ではありません。

まず北イタリアに位置する「ピエモンテ州」は、“イタリアのブルゴーニュ”とも呼ばれ、高級イタリアワインを生み出す産地として知られています。例えば、イタリアワインの王様「バローロ」や、その弟分である「バルバレスコ」は、ワインに詳しくなくても一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

どちらもネッビオーロというブドウを使いますが、酸も渋みも多く含み、長期熟成できるワインが造られます。

続いて、あのフィレンツェを州都とする「トスカーナ州」。

サンジョベーゼというブドウを使ったキャンティは、世界で最もよく知られるイタリアワインです。あの『ローマの休日』にも、キャンティがフィアスコボトルというユニークな形のボトルに藁で包まれた伝統的なスタイルで登場します。

また、ボリューム満点なビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)はここの伝統料理で、キャンティをボトルでグビグビ飲みながら頬張るのがトスカーナ流のようです。

また、スーパータスカン(“スーパー”な“トスカーナ”ワインという意味ですね。)という、イタリアの土着品種など規定にとらわれず、高品質なワインを目指して造られたワインも世界では人気があります。例えば、高級ワインとして有名な「サッシカイア」は、そのきっかけとなったワインの一つです。

 

それぞれの州ごとに沢山の魅力が詰まっているイタリアワイン。旅するように州ごとの飲み比べをしてみても楽しいかもしれませんね♪