2018年8月20日

【ワシントンDCだより】ベルリンの壁の一部もここに…ニュースの博物館

今回ご紹介するのは、DCで航空宇宙博物館やナショナル・ギャラリーと並ぶ人気を誇るニュースの博物館、Newseumです。世界中のニュースだけの博物館ってちょっと不思議ですよね。2008年のオープンですが、日本の記事もありますよ。

DCで航空宇宙博物館やナショナル・ギャラリーと並ぶ人気を誇るのは、ニュースの博物館、Newseumです。

2008年にオープンした比較的新しい博物館ですが、開館当初から世界中の人々を惹きつけてやみません。そのNewseumの展示の見所をいくつかご紹介しましょう。

まず、絶対にはずせないのがこちら。


本物のベルリンの壁の一部です。
まず、その高さが意外と低いことに驚かされます。
この低い、薄い壁が人々を長い間苦しめ、命を奪ってきたという事実は、見るものにショックを与えます。

また、その裏表の対比にゾッとしない人はいないでしょう。
スキマなく落書きに埋め尽くされたのが民主主義の西側、全く手がつけられていないのが共産主義の東側です。
当時の東西ドイツの状況の違いが、この壁の裏表に克明に残されています。

9.11の記録を伝えるコーナーでは、当時ワールドトレードセンターの先端に設置されていたアンテナが展示されています。


ぐにゃぐにゃに曲がって苦しそうな姿は、あの破壊の力と人々の悲しみを切々と訴えかけてきます。


壁際には、テロを伝える各国の新聞記事が並びます。日本の読売新聞の一面もありました。

もちろん、こうした暗いニュースばかり扱っているわけではありません。
メディアの歴史を紹介するコーナーでは、大昔のアメリカの新聞を見ることもできますし、「ピーナッツ」や「メアリー・ワース」といったコミックの歴史を紹介するコーナーもあります。
また、歴代大統領の飼っていた犬の写真を順に見る事のできるコーナーも密かな人気を誇っていますよ。

展示以外にも、6階のテラスに出れば、こんなDCの景色を楽しむこともできるのです。


こんなにしっかり国会議事堂が見えるんですね!
DCはこのような展望台スポット外が意外と少ないため、貴重な撮影スポットです。実際、ここで写真を撮っている人がたくさんいました。

ほかにも、FBIについて紹介するコーナーやPulitzer賞写真ギャラリー、ニュース・キャスター体験ができるコーナーなど、おすすめは紹介しきれないほどたくさんあります。
さらに、私が訪れたときには期間限定でVRを体験できるコーナーも設置されていました(バーチャル世界でベルリンの壁をハンマーで叩いて壊してきました)。
メディア同様、常に進化し続けている博物館なんですね。

このNewseum、スミソニアン系列の博物館ではないため入場料はかかります(大人24.95ドル+税)が、展示を見ればその金額以上の価値を見出すことができますよ。
ぜひぜひ、訪れてみてください!