2018年10月1日

【ビジネスマン向けワインコラム】ワイン産地でよく耳にする『ニューワールド』とは?

伝統あるワインの産地、というとフランス・イタリアといったヨーロッパの国々を思い浮かべる方が多いでしょう。近頃はヨーロッパ以外の「ニューワールド」と呼ばれる国々でつくられるワインも注目を集めているんですよ。

有名なワインの産地と言えば、フランスやイタリアなど、ヨーロッパの国々を思い浮かべる方が多いと思いでしょう。前回までのコラムでもご紹介したように、それらの国には昔から現在にも続く伝統的なワイン造りの歴史があり、ヨーロッパの産地=ワインの伝統国、と消費者にも認識を持たれています。

それでは、そのヨーロッパ以外のワイン生産国の総称として呼ばれている「ニューワールド」については、みなさんはどのくらいご存知でしょうか?
まずは歴史的背景や、その特徴を一緒に見ていきましょう!

 

・ヨーロッパ(旧世界)とニューワールド(新世界)
ニューワールドワインとは、アメリカやオセアニアなどヨーロッパ以外の比較的新しい産地で造られたワインのこと指します。そもそも「新世界」という言葉は、”新大陸”と同じ意味合いで、大航海時代にコロンブスが新大陸(南北アメリカ)を発見し、”今までに見たことのない世界が広がっていた”という表現に由来され、その時代以降に出てきたヨーロッパ以外のワイン産地がニューワールドとして分類されるようになりました。

ヨーロッパが旧世界やオールドワールドと呼ばれるのは、その逆説的な表現からきているので、敬意を表した表現としては”ワイン伝統国”と呼びたいですね。

・ニューワールドワインの特徴
ニューワールドとひとくくりに言っても、南北アメリカをはじめ、オセアニア、チリ、アルゼンチン、南アフリカや日本など、その産地は多岐に渡ります。
ですが、これらの地域は全体的に法規制がヨーロッパほど厳しくないため、生産者は様々なブドウ品種を試してみたりと色々なチャレンジができ、同じ産地でも多彩なワインを楽しめるのが特徴です。

さらに、ラベルにもブドウ品種が記載されることが多く(一般的に”ヴァラエタルワイン”と呼びます)、飲み手側もお気に入りのブドウ品種さえあれば、選びやすく比較しやすいのが魅力でもあります。

・安旨ワイン??
ニューワールドの産地としては、大手企業がリーズナブルで飲みやすいワインを造っていることも多いため、安旨ワインというイメージを持っている方も中にはいらっしゃるでしょう。
もちろんブドウが早く熟しやすい気候の土地では、安くて飲み応えのあるものもありますが、とても上質なワインを造っている生産者も沢山存在します。


むしろ、すでに追及されつくしたヨーロッパの技術や知識をすぐに活かし、その土地に合わせた洗練されたワインを造れることは、ニューワールド産地のメリットと言えます。

このあとのコラムにて、ニューワードの主要産地を巡っていきますが、その辺りを意識しながら飲んでみるのもオススメです!
そして、ぜひお好みの産地を見つけてみてくださいね