2018年11月15日

【TOEIC勉強法】文章読解のカギとなる「従位接続詞」を理解する•

社会人はTOEICで600点越えが目安と言われていますが、それは「読む」「聴く」の基本的な力が備わっていれば到達可能です。それ以上のレベルを狙うなら、英語そのものの知識を深めなければいけません。「英語そのものの知識を深める」とは、具体的にはより多くの英単語を覚えることと、構文の理解を深めること。これにより、800点から900点台も夢ではありません。今日はその構文の話、その中でも鍵になる接続詞、とくに従位接続詞を取り上げて勉強しましょう。

◆3つの文の種類とは

従位接続詞がどうして構文の鍵なのでしょうか。

 

文章には単文と複文と重文の3種類があります。

 

・単文=接続詞の無い文章

・重文=単文が等位接続詞(and, or, but)でつながったもの

 

このように理解すると、構文として勉強すべきものは複文だけ、ということになります。複文は主節と従節の2つの節で構成されており、主節>従節の不等式関係つまり複文の中心は主節、補助的な部分が従節ということです。主節にしろ従節にしろ、節が2つつながるには接続詞が必要です。不等式関係の節は等位の接続詞(and, or, but)ではつなげません。そこで位の低い節つまり従節の頭につける接続詞、つまり従位接続詞を使います。この従位接続詞に親しんでおくとリーディングがぐんと楽になります。

 

◆従位接続詞とは?

馴染みのあるifという単語を考えてください。代表的な従位接続詞です。日本語で考えても、「もし」とくれば、「もし私が金持ちだったら」のように節(=文章)が続きます。英語も同じで、ifは節(従位節)の頭につきます。if not とかif possibleという形を見ますが、それぞれif it is not とif it is possibleの省略形で、ifなどの従位接続詞は節(従位節)の頭につきます。

 

if と同じような従位接続詞・接続句には、「as」「unless」「though」「although」 「as if」「as soon as」などが挙げられます。

 

◆従位接続詞が重要な理由

では、ここから従位接続詞がどうして構文の鍵なのか、少し掘り下げてお話ししましょう。結論を言えば、このような従位接続詞句に率いられる節(従位節)を「ひとまとめに読む、書く、聴く習慣をつける」ことで長文の読解、作文、聞き取りが断然やさしくなるのです。

 

例えばあなたが好きな(嫌いな?)関係代名詞や関係副詞も、実は(つまり機能的には)接続詞なのです。先行詞を修飾する形容詞節の頭についています!関係副詞などは、もっと接続詞臭い語です。先行詞を説明する節は文型が完全なのだから…。関係代名詞や関係副詞に率いられる節はすべて修飾部分ですから長文全体の骨組みからは外していい。前段の従位接続詩句が率いる節群も同じように主節の流れから外して見れば、かなりの長文もひと息で呑み込めるようになるのです。

 

◆従位接続詞を用いた例文

あなたはこんな文章を見たことがありますか?意味がとれますか?

The moment he saw me coming into the room, he jumped out of the bed and screamed: “Help me, God!”

 

下線の部分の構造を注意して観察してください。コンマまでがheを主語にとる従位節でコンマ以降は主節です。つまり複文ですね。下線の主語heの前のThe momentはコンマまでの従位節の頭について接続詞の働きをしているようです。

 

そうです。The momentは、姿は定冠詞+名詞(瞬間)ですが、機能は完全に接続句です。意味はやや違ってきますが、as soon as に置き換えて見ればthe momentの働きがよく分かるでしょう。momentを instantや second、minuteなどに置き換えてもほぼ同じ意味です。長文の読解や通読でこの種の語句が節を率いている状態を見たら、いち早くそれが接続語句であることを見抜くこと、見抜いたら修飾/被修飾のふるいに掛けて全体の構文に気付くことが大切です。

 

◆まとめ

従位接続詞がどうして構文の鍵かという命題にうまく答えられますか?もちろん、英語を征服するには、読み書き算盤のようなオールラウンドの取り組みが肝心です。語彙が豊富なのに越したことはありませんが、それを活かす構文力がなければ、宝の持ちぐされです。これを機会にシンタックス、構文の勉強の大切さに目覚めてください。