2018年4月3日

【ワシントンDC便り】 ~ルノワール好きは必見!フィリップス・コレクション~

ワシントンDC在住のアンナです。ワシントンDCの魅力の一つは、たくさんある博物館や美術館!今回ご紹介するのは、フィリップさんというお金持ちの邸宅が美術館になった、その名も『フィリップス・コレクション』です。

 

こんにちは。ワシントンDC在住のアンナです。
ワシントン
DCの魅力は、なんといってもそのすばらしい博物館群です。スミソニアン協会の博物館・美術館だけでもその数は19に上りますし、その一つ一つが恐ろしいほどの所蔵品数を誇っています。

しかし今回ご紹介するのはスミソニアン協会以外の美術館フィリップさんというお金持ちの邸宅が美術館になった、その名も『フィリップス・コレクション』です。ここはアメリカ初の現代美術をテーマにした美術館で、フィリップさんの元邸宅部分と、隣のGho Anex&Sant Buildingというギャラリー部分とがつながってできています。

 

ちなみに、Gho Anexという名前は、ゴウ・ヤスヒロという日本人に因んで付けられたものです。1988年にゴウさんがフィリップス・コレクションに当時のお金で150万ドル(!)を寄付したため、この部分を改築・拡張することができたといういきさつがあるのです。

The Phillips Collection オフィシャルページより

さて、フィリップス・コレクションの目玉は、なんといってもルノワールの「舟遊びの昼食」!大きなキャンバス内では14人もの人々がひしめいて昼食をとっています。皆互いに親しげで、その会話の内容まで聞こえてきそうなくらい生き生きと描かれているのです。
「舟遊びの昼食」と向かい合う形で、同じくルノワールの「田舎のダンス」(複製です。本物はオルセー美術館にあります。)も展示されていて、小さな部屋でルノワールの温かな世界に浸ることができます。

ルノワールの他にも見所はたくさん。マーク・ロスコの作品に四方を囲まれる不思議な空間、ザ・ロスコ・ルーム(ベビーカーは入れません、ご注意を)もありますし、ゴッホ、アンリ・ルソー、セザンヌなどの大御所の作品も目白押し。現代美術ファンにはたまらないラインナップです。


 The Phillips Collection オフィシャルページより

 

さらに、上述のゴウさんも言っていたようですが、フィリップス・コレクションは他の美術館とはひと味違います。特徴的なのは特にその、元邸宅部分。まるで今も誰かが住んでいるような暖かな雰囲気で、貴族の家に招待されたかのような錯覚に陥ります。

一般的な美術館は絵を飾るために建物が建てられますが、フィリップス・コレクションではこの屋敷の主のために絵を飾っている、そんな空気があるのです。オフシーズンの平日昼間など特に人が少ない時間に訪問すれば、しっとりとその雰囲気を味わうことができて最高です。

 

さて、ワクワクしてきたところで、実際にフィリップス・コレクションに行ってみましょう!スミソニアン博物館群のあるモールからは少し離れたところ、地下鉄のDupont Circ駅が最寄り駅です。Dupont Circle駅のエレベーターを上がり、Qstreet沿いに進みます。

 

 

 

閑静な住宅街の中を歩くと、すぐにその邸宅部分が見えて来ます。

 

…しかし誠に残念なことに、2018220日時点で邸宅部分はご覧通り工事中です。入れません。でも隣接するGho AnexSant Buildingには入れますし、ルノワールの作品も見ることができます。

受付のお姉さんに聞いたところ、邸宅部分は2018年の”early spring” にはオープンするとのことでした。3月中にはオープンするかなといったところです。DCに来る人(特に3月末以降!)はぜひぜひ、このフィリップス・コレクションにも足を運んでみてくださいね。