2018年4月18日

【名画で学ぶ英語表現】「オデッセイ」から学ぶ計算の意味だけではないmath

中学生でも知っているmathという単語。単に「数学」「計算」「数字」だけではない使い方があるのをご存知ですか?今回は、会話でもよく使われるフレーズをご紹介します。こういう言葉をさらっと使えると、とてもネイティブっぽいですよ!

「オデッセイ」(原題:The Martian)2015年
監督 リドリー・スコット 主演 マット・デイモン

<STORY>
マット・デイモン演じるマーク・ワトニーは、火星探査ミッションの宇宙飛行士。ミッション途中のトラブルにより、たった一人火星に取り残されてしまう。命がけで地球への帰還を叶えるべく、持てる知識と技術を総動員してワトニーは孤軍奮闘する。NASAや仲間のクルーたち、そして地球上のすべての人々が彼の帰還を応援するが・・・。最後まで目が離せない、宇宙を舞台にしたスリリングかつ壮大な冒険スペクタクル。

●英語のレベル:技術的な専門用語ももちろん多いが、表現がシンプルで、割と聞き取りやすい。

<Pick upフレーズ> Let’s do the math

どうやって生き残れるのか途方に暮れたワトニーが、ふとアイデアを思いつき、ペンと紙を手にして・・・
Let’s do the math…” (計算してみよう・・・)

mathはmathematicsの略で、算数・数学の意味。Do the mathで計算する、という意味になります。例えば、こんな風に言います。

例)
I am not good at math.(私は算数あるいは数学が得意ではありません)

It’s easy for me to solve problems in mathematics. (数学の問題を解くのは簡単です。)

 

宇宙飛行士ものだけあって、この映画には計算シーンがいくつか出てきます。Math equationsと言えば、数学の公式=数式、という意味。“if my math is right….” 「もし私の計算が正しいとすれば・・・」 という意味で使われ、このmathがワトニーの命を救うプロジェクトにつながっていくのです。

 

ここで、同じ表現でも、ちょっとニュアンスの違う使い方を見てみましょう。

”Six kids, one bedroom―do the math.”(子どもが6人いて、寝室はひとつ。計算してみて。=どういうことか計算しなくてもわかるでしょう?)

このmathを命令文で使うと、結論が明白なことについて「計算してみればわかるでしょう?」「考えてもみてよ!」というニュアンスが出てきます。面白いですね。

 

ちなみに、最近アメリカの教育事情としてよくとりあげられるSTEMとはScience, Technology, Engineering and Mathematicsの頭文字をとったもの。いわゆるイノベーションや技術改革を生み出す人材を育てるために重要と言われている教科(科学、技術、工学、数学)をまとめて指す造語です。

世界的な傾向ですが、アメリカでもIT系の仕事が大人気。そのため学校教育や若い人たちの意識はSTEM教科に重点が置かれ、人文系がおろそかになり、それを危惧する人たちもいるそうです。キャリア設計にも、Do the mathが必要ということでしょうか!

 

中学生でも知っているmathという単語。単に「数学」「計算」「数字」だけではない使い方もできると思うと面白いですよね。数学な得意な方もそうでない方も、よく使われるこの表現、ぜひ使ってみてください。