2018年4月24日

名画で学ぶ英語表現 第4回 トゥルーマン・ショー(1)

今回ピックアップする映画はトムキャリー主演の「The Truman Show」から【There is no point (in) ~ing】という表現です。Pointって色々な意味がありますが、いくつ知っていますか?

 

「トゥルーマン・ショー」(原題:The Truman Show)1998年
監督 ピーター・ウィアー
主演 ジム・キャリー

<STORY>
ジム・キャリー演じる銀行員トゥルーマン・バーバンクは、シーヘブンという島で、綺麗な妻と平凡だが幸せな生活を送っている。ある時、幼少の頃に死別していた父親に町で再会した辺りから、周囲の奇妙さに気がついていく。非常に斬新なストーリー設定と強いメッセージ、そしてジム・キャリーの熱演が本作を他にはないものにしている。映画に込められたメッセージは観る人によってその受け取り方が異なるだろうが、いろいろなことを考えさせられる作品。ゴールデングローブ賞をはじめ、様々な賞を受賞している。

英語のレベル:映画の設定そのものによるためセリフがそれぞれ短く明瞭に発音されていて、とても聞き取りやすい。英語学習初心者にもわかりやすくオススメ 難易度★☆☆☆☆

<Pick upフレーズ>
何かおかしいと感じはじめたトゥルーマンは、近くの建物に飛び込み、乗り込んだエレベーターの向こう側に映画の舞台セットの裏のような場所を見つけてしまう。恐ろしさを感じ、親友マーロンの働く店に押しかけるシーン

“There’s no point trying to explain it, but a lot of strange things have been happening.”
(説明しようとしてもうまくできるかわからないけど、ヘンなことがたくさん起こっているんだ)

ここでは、there is no point (in) ~ingの表現に注目!Pointには非常にたくさんの意味があるんですよ。

●Pointの意味
・何かの先端、点
・要点
・程度
・目的
・利益
・効果

ここでは、there is no point (in) ~ing という形をとって、~しようとしても無駄、できないという意味になります。トルゥーマンのセリフでは、inが省略されていますね。

<例文>
同じ表現を使って・・・
There is no point in trying to persuade him.(彼を説得しようとしても無駄だ)

次の2つは同じような意味で、別の表現になります。
What’s the point of doing that? (そんなことして何になるんだ?=しても無駄ではないか?)
I don’t see any point in doing that. (それをする意味が分からないよ)

では、次に文の後半部を解説しましょう。

There’s no point trying to explain it, but a lot of strange things have been happening

●主語: a lot of strange things たくさんのおかしなこと
●述語:have been happening 起こっている

ここでは、have + 過去分詞 (現在完了形)とbe + ~ing(進行形)を組み合わせて、現在完了進行形を用いて「過去にはじまったことが今も続いていること(動作の継続)」を表現しています。

<例文>
例えば、こんな使い方ができます。
I have been reading this book for about two hours.
(私はこの本を2時間ほど読み続けている)
She has been waiting for this moment for a long time.
(彼女はこの瞬間を長い間待っていた)
映画のセリフに出てきそうな表現ですね。

この後に続くトゥルーマンの身に起こる様々な出来事を予兆させるかのようなこのセリフ。日常でも使える表現が2つ使われていましたね。少し長めですが、ぜひ使ってみてください。ネイティブらしい表現ができるでしょう!